カジュアルファッションが好きだから、ウェーブタイプのヒラヒラしたフリルやレース、リボンつきの洋服は似合うと言われてもムリ。
そんな思いこみで洋服が選べなくなっているフェミニンが嫌いなウェーブタイプの迷子さんは意外と多いかもしれません。
パーソナルスタイリストの勉強でカウンセリングを受けてくださったモニター様も、同じような悩みをお持ちでした。
ウェーブタイプの着こなしの誤解をどう伝えたらいいのか、あらためてじっくり考えてみます。
ウェーブタイプはワンピースを着なくちゃダメなの?

年齢も40代だし大人なのにフリルやレース、リボンなんてありえない。ヒラヒラした洋服なんて着れない。
ウェーブタイプの洋服が選べないという人は、ふわっとしたフェミニンなワンピースを着なくちゃいけないと思いこんでいませんか?
もしそうなら、骨格診断をする私たちの説明不足がお客様の理解不足を生んで「ウェーブ=ワンピース」と解釈されているのだと思います。
女性らしいワンピースの写真を見せて説明するのは、骨格診断の結果をわかりやすく伝えるためです。男性が着ることのないワンピースは女性らしさの象徴ですし、ウェーブタイプの似合う着こなしのポイントが詰まっているのです。
わかりやすいからと言って、押さえるべきポイントがわからなければ選べないのは当然です。
そこで、カジュアルが好きなウェーブタイプの人に「ここだけは意識してほしい」という基本をお伝えしますね。
ウェーブタイプの着こなしの基本とは
ウエストラインを高い位置にする
ウェーブタイプが似合う着こなしの基本、ひとつめは「ウエストラインを高い位置にする」です。
例えば
- トップスはボトムにインしてハイウエストに見せる
- ベルトやスカーフでウエストをマークする
- ジャケットは丈が短いもの
- 上半身はタイトめでフィットしたもの
このような着こなしが似合うのがウェーブタイプです。
体つきの特徴が「首が長めで腰(ヒップ)の位置が低い」ということから、ウエストをマークしないと胴が長く見える=脚が短く見えてしまうのです。
上半身をタイトめにスッキリみせるのも、他人からみた視線が上にくるようにするためです。
女性らしい「くびれ」は隠さないで活かしましょう。
やわらかい質感や素材を選ぶ
ウェーブタイプはやわらかい素材、フェミニンなでティールをプラスして、女性らしい雰囲気をだしたほうがマッチします。
上半身が華奢なので貧相な印象に見せないようにがセオリーです。
ただ「やわらかい」という言葉で、ふわっとしたシフォン、ひらひらしたフリルを連想されがちなのが残念。
いいですか?
「かわいくて甘くてぶりっこ」じゃなくて、やわらかさを感じる「女性らしさ」が得意なんです。
私がまだ幼稚園ママだったころ、公園のブランコで女の子が「押して〜」っていうのでお尻を押したときに、そのやわらかさに衝撃を受けました!
息子2人のプリッとしたお尻とは別次元のやわらかさでしたから。要はそういうことです。
えっ?伝わってない?具体的には
- コットン100%のTシャツより、ポリエステルの混じったやわらかい素材のTシャツを選ぶ
- ハリのあるシャツよりも、薄手のブラウスを選ぶ
- ざっくりしたローゲージニットよりも、伸縮性のある素材のニットを選ぶ
カジュアルでもやわらかい素材はありますよね?ふんわりひらひらした洋服を強制しているわけではないのです。
ウェーブタイプもカジュアルなファッションを楽しんでほしい
「カジュアルな洋服が好きなのに着てはいけないなら、小物でウェーブを取り入れるしかない。」そんな誤解を解きたくて今回は記事にしました。
せっかく自分に似合う洋服を知りたいと骨格診断を受けたのに活かせない。ウェーブタイプの服を着たくない。
その思いこみをなくして、似合うものをあきらめないでほしいと思います。
「色」の印象でもやわらかさを出すことが可能です。秋からスタートするパーソナルスタイリングのメニューでは、お客様個人に合わせたご提案をしていく予定ですので、お待ちくださいね。